
JCBカード Wについて知ってるだろうか。まぁウチのようなサイトを覗きにきてくれる人なら知ってるとは思うが、当カードはJCBが発行しているオリジナルカードで、去年辺りに結構話題に。
一応当ブログでも下の記事でJCBカード Sとの比較対象取り上げたけど、個人的にはポイント周りの仕組みがめんどくささもあって基本的には特典型のJCBカード Sの方がオススメという結論つけている。
そんなJCBカード達だが、実は来年からポイント制度が新しくなるらしい。どうやらポイントの計算方法などに結構メスが入るらしく、ポイント周りで引っ掛かっていた僕としては中々嬉しい話だ。
というわけで今回は、来年からリニューアルされるJCBカードWについて改めて検討してみる。
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JCBカード Wの基本性能
というわけで検討していこうと思うのだが、いつもの如く先に詳細を確認しておこう。JCBカード Wの詳細は以下の通り。
| 国際ブランド | JCB |
| 年会費 | 永年無料 |
| 基本還元率 | 最大1.0%(毎月の利用額の1000円毎に1ポイント) |
| 付与ポイント | okidokiポイント(来年からJ-POINTに) |
| 付帯保険 | 海外旅行保険:最高2000万円(利用付帯) ショッピング保険:海外 100万円 |
| 追加カード | 家族カード:無料 ETCカード:無料 |
| 特典 | ・対象店舗で還元率アップ(スターバックスで21倍、Amazonとセブンイレブンで4倍) ・積立投資で0.5%還元 |
| その他 | ・39歳以下のみ発行可能 |
すごいざっくり説明すると上手く使えば基本還元率1.0%で使えて、スタバとAmazon、セブンでは高還元が狙えるカード。これだけ見たら十分優秀。すごい。
okidokiポイントが使いずらい

とまぁ還元率云々は優秀なJCBカードWなんだけど、残念ながら1つだけ使いづらい点がある。それが利用で貯まるokidokiポイント。
このokidokiポイントが結構な曲者で、ポイントを等倍で使える方法が少なかったり、ポイントの計算方法が1,000円毎でめんどくさかったりと、Vポイントや楽天カードなどの主要なポイントサービスに比べるとどうしても使いづらさが目立ってしまう。
これで他のJCBカードのように他の特典が豊富なら不満は抱えつつそこまで問題視してなかったんだけど、JCBカード Wは還元率に重きを置いたカード。だからどうしても気になる。
というわけで、個人的にはあまりJCBカード Wに魅力を感じていなかったしオススメとして紹介することもしなかった。リクルートカードとかの方が使いやすくていい。
そのokidokiポイントが改定されるらしい

...が、そんなokidokiポイントが来年から新しくなるらしい。名称も「J-POINT」となりまさに心機一転再出発となるようだ。
そんな「J-POINT」の具体的なリニューアル点は以下の通り。
・ポイントの計算が1,000円=1ポイントから200円=1ポイントに(交換レートも最大5円から1円に)
・年間50万円利用毎に翌月にボーナスポイントが付与(JCBカードW含む一部は対象外)
・ポイントの交換先が追加
以上の3つが大きな改定となる。...とはいえ下の二つの改訂については以前からあった特典が多少豪華になった感じだから特に目新しいものではない。
ポイントの計算式はシンプルに

大きな変化と言えるのは一番上。以前までわかりづらいは端数も出やすいはの1,000円=1ポイント方式から、最近流行りの200円=1ポイントとなった。
ここに関しては素直に喜ばしい改善点だと思う。これで以前まで抱えていた懸念点の一つを潰す事ができた。やったね。
ただ、ポイントのレートは流石に1ポイント=最大5円から1ポイント=最大1円にダウン。まぁ、レートが据え置きだったらJCBカード Wの還元率5.0%超えになってJCBが破産してしまうから仕方ない。
ポイントの利便性は正直微妙のまま

懸念点は一つ無くなった。あとの大きな懸念点は「ポイントを等倍で使える方法」の少なさ。なんなら、ポイント特化型のJCBカード Wにとって最大の懸念点はこれだと言ってもいいだろう。
そしてこの問題は今回の改訂によって...あまり改善されなかった。なんなら悪くなったまである。無念。
具体的には、他社ポイントやマイルへの交換レートが更に下がり、JCBプレモへのチャージができなくなった。代わりにMyJCB Payへのチャージは1ポイント=1円可能に。
JCBプレモへのチャージが無くなったのとJCBギフトカードとの交換に手数料がかかる為、実質的にMyJCB Payへのチャージが等倍で使う事ができる唯一の使用先となっている。
MyJCB Payはスマートコード対象店で使えるコード決済なので使い所が一切ないということは無いだろうけど、うーむ。
総じて、ポイントの利便性に関しては以前と変わらないと言っていいだろう。
多少は使いやすくはなったけど積極的にオススメはしない

と言うわけで、僕が以前からJCBカードWに抱いていたポイント周りの不満点は一部だけ解消するにとどまる事となった。
これを踏まえて再度JCBカードWがオススメかどうかを評価すると...以前と対して変わらないかなーと言うのが正直なところ。
「ポイント周りの使いやすさが改善してくれればメインカードとして使えるのに」という不満があまり解消されていない以上、評価を変えるのは難しい。
これだったらJCBカード Sの方が、特典を使えるかどうか次第ではあるがいいんじゃないかと思う。
オススメできる人

オススメできる人も以前と変わらず、「amazonで還元率2.0%を狙いつつスタバをお得に使いたい人」「旅行とかには使わないけどJCBオリジナルカードが欲しい人」の2パターン。
このどちらかに当てはまるのなら他のカードよりもJCBカード Wを優先して取得した方がいいだろう。当てはまらないのであれば無理に取得しようとしなくてもいいんじゃ無いかと思う。
ポイントサイトの広告狙いで取ろうと思っている人はこのカードを持っている間は他のJCBオリジナルカードが作れないのでそこのところ注意したい。
というわけで今回の記事は以上。最後まで見てくれてありがとう。


