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クレジットカード コラム

不正利用のよくある原因

2024-05-28

クレジットカードの普及率は現在も増加し続けており、2022年の普及率は85.7%で過去5年連続で増加し続けているというデータがあるほどだ。(出典:JCB クレジットカードに関する総合調査

しかし悲しいかな、それに伴ってクレジットカードの不正利用の金額も毎年増え続けており2022年の被害額は436.7億円、2023年はさらに増加して540.9億円にまで跳ね上がっている。(出典:クレジットカード不正利用被害の発生状況

というわけで今回は、クレカの不正利用が起きる主な原因や対策法について解説していこうと思う。これからクレカを持とうとしている人や、過去に不正利用の被害に遭った人は是非参考にしてほしい。

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フィッシングシリーズ

まずフィッシング詐欺からいこう。これは古くから伝わる手法でもはや定番とも言えるが、現在でも引っかかる人は多い。

手法はシンプルで、「支払いが完了していません」「今なら100億兆円プレゼント」などのメールを送りつけることで焦らせ、本物そっくりのサイトに誘導してそこにカード番号などの個人情報を入力させる。

最近はメールもサイトも巧妙になってきており、本物と見分けがつきづらいものも存在する。メールアドレスやURLの確認などの対策をしよう。

詐欺サイト

これも定番の手法だけど、最近は被害件数が増えている。

よくあるのが偽ショッピングサイト。安い値段や割引で人を集めて個人情報や金銭を集める。購入した商品はそもそも送られてこないか、偽物や粗悪品が送られることが多い。

そのほかにもポイントサイトや就職サイトなど、多種多様な詐欺サイトが存在している。今まで以上に警戒してサイトやサービスを使おう。

情報漏洩

上記のような詐欺サイトを使わなくても、残念ながらショッピングサイトなどから情報が漏れてしまうことがある。こればかりは完全に防ぎようがない。

せめてこちらにできることは、セキュリティ対策がしっかりしているサイトを使うことぐらいだろうか。それでも確率を0にすることはできないので、明細の定期的なチェックなどの基本的な対策を行おう。

あとは、エポスバーチャルカードなどのすぐに停止ができるカードを使うのも有効。怪しいエロサイトを漁りまくっているような人は注意。

窃盗

不正利用の原因で多いのはカード番号の情報漏洩なんだけど、カード本体が盗まれて他人に使われることによる不正利用も多い。

親のクレジットカードでゲームに課金しまくった子供の話などは聞いたことがあるだろう。他にも、財布ごと盗まれてそのままカードでというケースもある。

これの対処法は管理をしっかりするという古典的な対策が1番なんだけど、どうしても不安なら物理カードを使わないとかプリペイドカードを使うなどの対策も有効だろう。

スキミング

これは決済する際などにカードの情報を読み取り、偽装カードを作って不正利用をするというもの。海外でよくある不正利用の手法で、旅行に行く際は注意が必要。日本は少ないけど、たまに発生している。

特に駐車場の精算機などのあまり監視が行き届かない設備や、ATMなどは要注意。時にはレジの定員が決済端末に細工してスキミングしてくる事がある。

これも定期的な明細チェックなどの基本的な対策が一番有効。

対処法

基本的な対策が1番有効

色々不正利用が起こる原因を見てきたけど、これらを防ぐ手段はあるのだろうか。

結論から言うと、昔から言われてきた基本的な対策が1番有効だったりする。

  • 定期的な明細チェック
  • 怪しいサイトは使わない
  • カードが使用されたら通知が来るようにする
  • 覚えのない決済があったらカード会社に連絡して補償を受ける

これらは完全に防ぐ方法ではないけれど、万が一の時に被害を抑えるために最も有効な対策法だ。基本が第一。

最近は不正利用防止システムが発達

なんなら、最近はカードの不正利用対策も強化されてきており、怪しいサイトでカード情報を入力したりして自分から情報を漏らさなければ案外大丈夫だったりする。

スキミング対策にICチップを導入しているカードも増えてきているし、不正利用感知システムを採用しているところも多い。

とはいえ、こちら側の安全対策が強化されるにつれて詐欺師側の手口も強化されるというイタチごっこが発生しているので、100%安心というわけではない。

防止システムも完璧ではないので自分でも対策した方がいい。

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プラアル

初めましてプラアルです。キャッシュレスとかの情報を投稿しています。

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