例のウイルスの影響で、誰しも一度は家でできるバイトを探してみたことがあると思う。すると、一回はアンケートモニターなるものが目に入るだろう。
アンケートモニター。名前からなんとなくやることはわかるだろうが、実際のところはどうなのだろうか。
今回はこのアンケートモニターに4年以上参加し続けている筆者が、実際にやってみて思ったことや感じたメリットデメリットを紹介していこうと思う。やってみようかなと思っているのなら、ぜひ参考にしてほしい。
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そもそもアンケートモニターとはなんなの?
アンケートモニターを簡単に言えば、アンケートに答えて報酬を得る仕事。超ざっくりとした説明だが、それ以上の言えることはない。本当にそれだけ。
基本的に送られてきたアンケートに答えるだけだから誰でもできるし、スマホやパソコンさえあれば時間や場所にとらわれずにいつでもやることができる。かなり融通がいい仕事となっている。
また、アンケートと言ってもよくあるチェックシート式のwebアンケートだけでなく
- 実際に商品を体験してみて感想を送る「商品モニター」
- 指定された会場に行って調査する「会場調査」
- 指定されたテーマに対して複数の参加者で話し合う「座談会」
- インタビュアーと直接話す「インタビュー」
など、さまざまな種類が存在している。ただ、残念ながらwebアンケート以外のアンケートは数が少ないため、なかなか参加することができない点は注意。
筆者が参加しているサイト
筆者は以下の6つのサイトに登録していた。(現在はキューモニター以外退会済み)
- マクロミル
- キューモニター
- infoQ
- リサーチパネル
- NTTコムリサーチ
- 楽天インサイド
これらのサイトは、アンケートモニターについて調べたことがある人なら知っている有名どころ。初めはサイトの違いが全然わからなかったから、とりあえず有名どころを選ぶようにしていた。
メリットデメリット
アンケートモニターのことについてなんとなくわかってくれたと思うから、ここからは実際にやってみて思った、自分なりのアンケートモニターのメリットデメリットについて話していく。
【メリット】誰でもできる
アンケートモニターは基本的に誰でもできる。中学生とかでも参加することが可能だ。(ただし、一部サイトには年齢制限あり)
内容もただアンケートに答えるだけなので、特に難しいことはない。
バイトができない学生がお小遣いを増やすためにアンケートモニターは有用。
【メリット】どこでもできる
アンケートモニターはスマホなどのアンケートに答えれる機器さえがあれば、どこでも参加することができる。
休み時間や、暇な通勤途中にアンケートに答えてお小遣いゲットということも可能。
【デメリット】報酬が低い
アンケートの種類によってばらつきはあるが、基本的に報酬は安い。正直ほとんどが割に合わない。
基本的に1回のアンケートで稼げる金額は1〜5円程度。たまに100円越えのアンケートもあるが、答えるのに余裕で30分とかかる。時間に対しての報酬はかなり微妙。
会場調査やインタビューなどの一部の案件に関しては1回数千円だったりで結構おいしかったりするが、そのような高額案件は数が少ないし、あったとしても審査があってなかなか受けれない。
審査を突破するには通常のアンケートを多くかつ正確に答え、「信頼できる人」という評価を得ることが必要になる。そのために、報酬が劣悪な通常アンケートを答え続けるのか...と思ってしまうのが正直なところ。
筆者はアンケートモニターで稼げた最大金額が月3万ぐらいだが、高額案件を何個か受けて毎日何十個のアンケートを答えてこれなので、割りの合わなさがわかると思う。
まとまった金額を稼ぐためには複数のサイトに参加しないといけない
上記の通り報酬が低いため、一つのサイトでまとまった金額を稼ぐのはほぼ不可能。数千円稼げればかなり上出来だろう。
だから、アンケートモニターでまとまった金額を得ようとしたら、単価の低さを数の暴力で補っていくことになる。その数を確保するためには複数のサイトの登録が必要不可欠。
個人的に登録するサイトの数は2〜3サイトがちょうどいいと思う。それ以上登録しても多分答えきれない。筆者は当時無駄に時間が有り余っていたので6つ以上のサイトに登録していたが、答えきれない日の方が多かった。
ちなみにオススメはキューモニターとinfoQ。単価的にもアンケートの数的にもこの二つがオススメ。
【デメリット】アンケートの回答に時間がかかる
基本的にアンケートの回答には結構な時間がかかる。中にはすぐに回答が終了するアンケートもあるが、大抵そういうものは報酬が少ない。
自分の感覚としては報酬が少ないアンケートで大体4分前後、報酬数十円ぐらいのアンケートでは30分以上かかることもある。数千円を超えるアンケートに関しては基本的に何日にも跨ってする場合がほとんど。
時給換算したら数十円とかになったりするので、タイパを求めている人には向いていない。
【デメリット】個人情報を渡すことになる
あと、個人情報を渡すことになるのもデメリット。
基本的にアンケートに回答する際には生年月日や性別を入力しないといけないし、アンケートの種類によっては住所などの提供も求められることがある。
ほとんどのアンケートサイトは個人情報の取り扱いに関しては徹底していると明言しているし、会社の信頼のためにも管理は徹底してると推測ができるが、それでも不安だと思うのであればしない方がいいだろう。
融通性は高いがタイパは悪い
メリットとデメリットの文量の差からなんとなく察せると思うが、正直デメリットの方が多い。特に時間と報酬の釣り合いに対しての不満はでかい。
ただ、「誰でもできて求められるスキルもない」という性質上、報酬が低いのは仕方ないことでもある。「簡単かつ手軽で尚且つ報酬も多い」なんていう都合のいい仕事は存在しない。
どんな人にオススメか
ここまでネガキャンしてきたが、ここからはこれらのメリットデメリットを踏まえて誰にオススメできるかを考えていく。
①小遣いが欲しい学生
学生の悲しいお財布事情を少しでも潤わせるのにアンケートモニターは使えるのではないかと思う。
まあ正直、普通のバイトをした方が短い時間でもっと多くの金額を稼げるとは思うが、中には校則や部活の規則でバイトができない学生もいるだろう。そんな人はアンケートモニターを試してみて欲しい。
そうすれば、月に2、3回ぐらいは安い店に食事に行ける程度の金額は稼げる。
②ヒマな人
暇な人にもオススメできる。
デメリットの欄にも書いたが、アンケートに回答するのにどうしてもある程度時間がかかってしまう。それゆえ、多忙な人や多趣味な人はアンケートモニターの時間に打ち込む時間がないということが起こりうるが、やることのない暇人はそんな心配がなくなる。
そのほか、通勤などで暇な時間がある人もその時間を利用してアンケートに答えることができるだろう。
万人にはお勧めできない
上記の通り、アンケートモニターは万人にオススメできるものではない。ある程度人を選ぶ。
アンケートモニターはやるとしても、せいぜい小遣いの足しにする程度にして、他の仕事や趣味に時間を回して方が幸せになるだろう。
それを留意した上で、実施してほしい。
ちなみに、オススメのアンケートモニタは下から登録できるのでやってみたい人はぜひ。